プロジェクトストーリー
PROJECT 02
プロジェクトの裏舞台

見た目はやんちゃ、仕事はプロ!その背中を追いかけて。

見た目はちょっとやんちゃだけれど、誰よりも現場を知り、誰よりも周囲を気遣うベテランの先輩。その背中を追いかけながら、プロとしての一歩を踏み出していった二人の若手がいました。雪深い年となった北陸地方のとある県、初めて出会う職人さんたちとの関係づくりに戸惑った日々。27種類のガスと、手分けして作り上げた完成図書*。とある拡張工事プロジェクトの舞台裏を紐解けば、そこには成果の裏側で積み重ねられてきた膨大な試行錯誤と、人から人へと受け継がれる仕事の姿勢がありました。
*完成図書:顧客に提出する施工管理報告書

T.K.さん
派遣入社を経て、2007年に正社員として入社

配管の施工管理や現場監督が主な業務。

T.D.さん
2023年新卒入社

配管の施工管理や現場監督が主な業務。

M.R.さん
2024年新卒入社

納品する機器類の設計が主な業務。

和やかな現場は、自然体の関係から。

T.K.さん

最初に、二人はなんでこの会社に入ろうと思ったん? 僕は半導体業界の将来性に魅力を感じて派遣から入って、「正社員にならない?」と声をかけてもらったっていう経緯やけど。

T.D.さん

僕も興味を持ったきっかけはT.K.先輩と同じで、これから伸びるであろう半導体を、ガスという側面から支えられるのが面白そうだなと思ったからです。

でもぶっちゃけ決め手は福利厚生の手厚さ。家賃負担がたったの数千円で、寮じゃなく普通のアパートやマンションに住めるって最高じゃないですか?(笑)しかも事務の方が会社に近いアパートの候補をいくつか出してくれるので、部屋を探す手間もなく一人暮らしができるんですよ。

T.K.さん

家賃に駐車場代も込みで数千円**って考えたら、めちゃくちゃえぇよなぁ。

*借上社宅の適用には条件があります。また規程により借上社宅の場合であっても駐車場代が自己負担となることがあります。

M.R.さん

私は大学の専攻が化学だったので、まずはそれを活かせるかどうかが就活の軸でした。加えてずっとデスクの前にいるような仕事じゃなく、どんどん現場や外に出ていける仕事がいいなと思っていたら当社にたどり着いた感じです。

今は、年齢が近いT.D.さん、見た目によらず優しいT.K.先輩に囲まれて楽しく働いています。

T.D.さん

そう、見た目によらず。僕もT.K.先輩の第一印象「ちょっといかつめ」だったな・・・・・・。

T.K.さん

二人とも、ほんま好き勝手言うね(笑)。

T.D.さん

でも優しいですよね。なんでも教えてくれるし、若手が自分らしさを出しやすい雰囲気を作ってくれるし。

M.R.さん

そうそう、私が好きな食べ物も覚えていてくれて、食べに連れて行ってくれたり、お土産で買ってきてくれたり。仕事以外のこともいろんな話をしてくれて、いつも冗談で現場を和ませてくれるのがありがたいです。

T.K.さん

現場がどんよりするのが嫌いなんよね。だから普段は冗談しか言ってないかも。別に意識して言ってるわけやないけど。

T.D.さん

(いや絶対意識してるでしょ・・・・・・)

「働きやすさをどう守るか?」が、品質の第一条件。

T.D.さん

この3人での思い出深い仕事といえば、2024年の秋から約半年間手がけた北陸地方の半導体装置メーカーの拡張工事。結構大規模な工事だったもので、うちからはT.K.先輩、僕、M.R.さんに加えてもう1人、合計4人が現場に入ったんですよね。

T.K.さん

そう、僕以外の3人は経験値が少なかったとはいえ、4人って比較的大人数やんな。普段の工事だと「当社の社員は1人、あとは当社がお願いした職人さん」ってケースがほとんど。

M.R.さん

私は当時まだ1年目で、具体的にできることがなかったので、見習いとしてT.K.先輩の後ろをついてまわりながらお手伝いをしていました。

T.D.さん

僕も2年目で、現場こそ初めてではなかったものの、仕事の流れを1から10まで自分で把握したのはあれが初めてでした。最初はT.K.先輩が担っていた仕事を、「やってみて?」と一つずつ受け渡してもらい、半年間の中で徐々に自分の担当が増えていったんです。

足りない部材を事前に発注しておくような仕事では、ちゃんとできたと思いきやギリギリになって「やばい!この部材も足りなかった!」なんてことが発覚、焦って発注したことも・・・・・・。

T.K.さん

そういう苦い経験が成長につながると思って仕事を頼んでるから、それでええよ。

T.D.さん

その言葉に救われます。もう一つ大変だったのは、あのプロジェクト、配管を施工するガスの種類が27もあって、これって僕にとってはぶっちぎりの最多!1種類1種類、本当に順番通りに最終地点まで配管できているかを何度も目視確認したのを覚えています。

T.K.先輩から見ても27種類は多い方ですか?僕はあの仕事の前は最大でも10種類くらい、普段も平均6〜7種類くらいなんですが。

T.K.さん

27種類は多い方かもやけど、半導体製造工場だと似たような名称のガスもいっぱいあるし、あの工事の倍くらいの種類があるよ。

M.R.さん

さ、さすが経験値が・・・・・・!

T.K.さん

いやいや。でもガス配管以外の工事の方々、例えば建築業者さんたちとのスケジュール調整には結構苦労した現場やったかな。

言われるがままに無理なスケジュールを呑んでしまうと、こちらの職人さんに負担がかかって、それはガスの品質にも影響する。だから絶対に譲れないラインはちゃんと守りつつ、互いにどこまで譲り合えるか交渉の毎日やったな。

工事の外でも、絆は深まる。

M.R.さん

当社の施工管理は「出張が多い」という特徴があると思うんですが、出張のおかげで結構プロジェクトメンバー同士は仲良くなりますよね。絆が深まるというか。

T.D.さん

うんうん。同じところに長期で出張してるとみんなでご飯を食べにいく回数も増えるし、一日の工事が終わって事務所で色々まとめている時に、持ち寄ったお菓子を食べながら雑談したりもするし。あの時間が楽しくて、事務仕事が全然苦じゃなかったなぁ。

北陸で苦だったのは、雪かき(苦笑)。工事車両が入れるだけのスペースをなんとしても開けねばと、T.K.先輩と二人で必死に頑張って、でも僕が先にバテちゃって。最後はT.K.先輩が一人でやってくれました・・・・・・。

T.K.さん

そしたら終わる頃に突然除雪車が来て、あっけなく雪を片付けてくれた。ありがたいんやけど、僕の頑張りはなんやったん!?って(笑)。

M.R.さん

私は工事終了に向けて全員で完成させた、とてつもなく分厚い“完成図書”が一番の思い出です。図面に始まり、写真やテキスト、さまざまな試験結果など、膨大な項目を仕上げないといけなくて、みんなで分担したんですよね。

T.D.さん

卒論より頑張りました。

T.K.さん

一人当たり20〜30時間かけたんじゃない?提出にデッドラインがあるものなので、間に合わせるために詰め詰めで作業して。

思うに、北陸の雪とか寒さとか、あの分厚い完成図書をまとめた日々とか、出張して同じプロジェクトに入るとそういう大変さをみんなで共有し、乗り越えるから絆が深まるんやろな。世代を超えて「仲間」になって、飲みに行く機会が自然と増えるのも出張ならでは!

追いかけていた背中の横で、
気づけば同じことをしていた。

M.R.さん

私はあのプロジェクトを通して、現場で働いてくださる職人さんとのコミュニケーションがずいぶんと取れるようになりました。

最初は緊張しましたが、話してみるとみなさんすごく優しいんです。毎日お話しするうちに、どう言えば伝わりやすいかがわかってきましたし、「今日の作業はどんな感じでしたか?」なんてことも気構えずに自分から聞けるようになったのが成長だったと思います。

T.D.さん

わかります。加えて僕はやはり、T.K.先輩に見守られながら責任ある仕事を一つずつ任せてもらえたのが嬉しくて。自信や成長に繋がったなと思っています。

そして見守られるだけでなく、T.K.先輩の仕事を間近で見たことで得られたものも大きかったなと。例えばT.K.先輩さんは毎日、その日の工事に必要な部材を現場に運んで準備していました。職人さんが朝来てすぐに工事を開始できるように。あれを見て僕も同じことをするようになりました。

M.R.さん

私もです!最初はそもそも“何の工事にどの部材が必要か”がわからなかったのですが、T.K.先輩に「あれ持ってきて」と言われて届けて、「なぜ今これが必要なんだろう?」と考えながら見ているうちに私もだんだん理解してきて。最後の方は、「どこに、何を、どんなふうに置けば職人さんが助かるか」を考えて先回りして動けるようになりました。

T.D.さん

あとT.K.先輩って、職人さんによって話し方を変えていますよね。いつも依頼する方々の個性をちゃんとわかっているというか。コミュニケーションが画一的じゃないんです。

T.K.さん

二人ともそんなとこ見てたん?確かに職人さんごとの動き方の癖や、慎重派かそうでないかを見て関わり方や伝え方を変えているところはある。

T.D.さん

僕もそれに倣い、今では普段から職人さんたちと積極的にコミュニケーションを取り、個性や癖も含めた“人”として丸ごと仲良くなろうと心がけるようにしています。プロジェクトの最初からそれを意識していると、仕事も序盤から円滑に進みます。

M.R.さん

私にとって、北陸の現場は初めて“設備工事二課が現場でどんな仕事をしているのか”をちゃんと知る機会だったんですよね。あそこでしっかり見たことで、今「あの部材発注して」と言われた時に、それがどんな部材でどう使われるかがすぐわかったり、自分が担当する装置の搬入の仕方がわかったりという大きなプラスがありました。

もちろん現場ごとに条件も、求められることも異なるので、毎回新しく考えたり身体を動かしたりする必要はあります。でもそれがこの仕事の醍醐味。いろんな現場を経験しながら、これからも楽しんで成長していきたいと思っています。

T.K.さん

二人の成長を間近で見守れて、良かったと思ってる。次に同じ現場に入るときは、もう見習いとか手伝いやなく、それぞれが一人前。プロとして肩を並べて汗をかいて、またうまいもの食べに行こか!

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